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TOKYOROCKS!2010 特別号 秋季リーグ第8週(通算16号) 掲載
2010年10月27日発行
メディアジャーナリスト/慶大OB・林 莊祐
ケータイで神宮、一喜一憂
携帯で試合速報をキャッチできるようになって、ファンはとてもうれしい。
神宮へ行けない時、携帯に映るイニング表裏の途中経過に一喜一憂する。先発メンバーはだれか、交代はないか。本塁打も載る。地方在住の六大学ファンやOBの皆さんには大変貴重な情報源と聞く。パソコンにも同じ速報が届き、工夫した画面デザインは携帯以上に見やすいと好評だ。
速報は連盟公式サイトで各校マネジャーが作る。公式記録をもとに球場内のパソコンから入力する。試合終了後1時間ほどで打撃と投手の個人成績もまとめて速報し、同時に共同通信を通じ全国の新聞へ配信する。
速報の魅力は、なんといっても全試合流すことだ。近ごろテレビ放映が少なくなり、球場にテレビカメラを見かけても撮影の目当てはワセダ佑ちゃんばかり。
入学のころのフィーバーはないが、一部の局以外は、ほかの5大学に目もくれない。彼が卒業する来春からテレビはどうなるのか。ファンはテレビを当てにしなくなり、ますますサイト速報の価値は高まりそうだ。